マコンデ彫刻家のジョージ・リランガ(1934-2005)は、1972年ダルエスサラームに設立されたNyumba
ya Sanaa(ニュンバ ヤ サナ
スワヒリ語で「芸術の家」)で活動を始めると、マコンデ彫刻から絵画(エナメルペイント、ドローイング、ゴートスキン)、版画(エッチング、木版画)、ローケツ染め(バチック)など平面美術を主体とするようになっていき、晩年には彫刻にエナメルペイントで彩色した作品も生み出しました。
そんなリランガの作品には「精霊=シェタニ」(マコンデ族における想像上の生物)が表現されています。
リランガが生み出す「精霊=シェタニ」は、半抽象的にデフォルメされ、カラフルであり、とてもコミカルで他にはない独自の創造性が評価されました。
今回は、彫刻や絵画など様々な作品を展示しますので、リランガの多彩な才能を感じていただけます。